東京大学大学院卒業したけれど
幼児の音感英語教室 何よりも楽しい「ユキカ式」 のカスミンです。
私の知り合いに東大大学院を卒業した、とても頭の良いFさんがいます。
彼は勉強それ自体が好きで、親からも勉強しなさい、と言われたことも無く、ただただ好きだから勉強して私立の学校から東大へ進学し大学院まで出た勉強一筋のエリートです。
いざ卒業目の前で就職しよう!となった時に疑問が湧き出てきました「あれ?自分は何がしたいんだ?」「何の為に勉強してたんだ?」
何をして生きていくか、どんな仕事がしたいか、結局解決しましまま就職活動を始めました。時期も悪くリーマンショック後の落ち込み時期だったこともあり、東大卒なら必ず受かる、と言われていた大手有名企業にも数件落ちて、その後も一生懸命就職活動するけれどどこも受からず、みごと全敗。
この時人生初めての挫折を味わい、自分が頑張っても結果がでないことを始めて経験したそうです。
話しをしていても頭の良さがすぐに解る好青年で心の良い人なのですが、(ちょっと変わっているといえば変わっているかな。。。?)コミュニケーション力が少しずれていると言うか、、どうも文語体で話をするのでなんだか始めはギクシャクしてしまうのです。様々なタイプの人とのコミュニケーションに慣れていないのです。
研究者や大学院に残って研究室に入る人にいますよね。
彼は一時は挫折し無職でしたが、この問題を解決しなければならない(問題を解くのは得意ですからね)と色々考え、答えにたどりつきました。
社会の中で東大大学院の肩書きは力がある!
と言う昭和の神話に気づいて
「今まで自分は昭和の神話にとりつかれていた。自分の考え方を変えなければいけない!」
と奮起しました。
今は自分の生き方を仕事や給料で価値をつけるのでは無く、
何をするか、何が出来るか、何を残せるか、を考えたい。
と、全国で下位の大阪小学校の学習レベルを上げる為に、貧困と家庭環境の為に家で勉強できない子どもの為に大阪の教育を根底から改善する!
と、大きな目的をもって頑張っていらっしゃいます。問題のコミュニケーション力も今は多くの人と会ったり、人前で話す事が増えて随分とスムーズに会話できる様になってきたようです。
今後の活躍に期待したいです。