英語力の必要性がますます高まっていくなか、小学生の留学も増えているそうです。
でも、「小学生でも本当に留学なんてできるのか」と思っている方も多いと思います。
だって留学といえば、早くても高校生くらいからのイメージがありますよね。
まだ小学生なのに、海外に行かせてもだいじょうぶなのか。
親に留学経験がないと、わからないことだらけで不安ですよね。
むこうに知り合いでもいればいいのですが、そうでないという方がほとんどだと思います。
私はアメリカの大学に行きたいと思って、高校生のときから準備を始めたのですが、知らないことの連続でとても苦労しました。
やっぱり自分には留学なんて無理なのかな、とあきらめかけたことも何度か。
留学を成功させるためには、正しい知識や情報が不可欠です。
私もいろんな人にアドバイスをもらって、なんとか準備を進めることができました!
しかし実際に準備を始める前に、知っておくべきことがいくつかあります。
この記事では、小学生を留学させる前に最低限考えてほしいことをまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。
小学生がアメリカ留学するメリット
そもそも、小学生のうちから留学するとどんないいことがあるのでしょうか。
おもなメリットを3つ紹介します!
英語でコミュニケーションが取れるようになる
毎日英語に囲まれてすごすので、自然と英語が話せるようになっていきます。
子供は大人よりも早く言葉を吸収できるので、短期の留学でも効果は十分。
将来のことを考えても、なるべく早く英語にふれさせておきたいですよね。
異文化への関心が深まる
これから先、外国人の友達や仕事相手とのつきあいもあると思います。
そのときに異文化への抵抗があると、いい関係が築けなくなってしまうでしょう。
ちがう文化に興味を持つこと・尊重することは、生きていく上で重要な力になります。
自分のことは自分でできるようになる
寮やホームステイ先では、身の回りのことを自分でやる機会が増えます。
親にたよることができないので、普段はやらないことも自力でやるようになるんです。
特にアメリカは、自立心を育てる教育スタイルで知られています。
留学の種類(短期か長期か?)
留学とひとことでいっても、大きくわけて2種類あります。
1つは、夏休みなどを利用した短期のもの。
語学学校などが実施しているサマースクールが人気ですね。
短期とはいえ英語力を磨くことができますし、いろんな国の友達を作ることができます。
長すぎないのでストレスになりにくいのも魅力です。
長期留学のための準備運動として参加する子もいるようですよ。
そしてもう1つが、1年以上の長期。
いろいろと準備が必要でハードルも高いですが、本格的に留学したいならやはりこちらですね。
短期のプログラムでは体験できないこともたくさん学べます。
日本とまったくちがう教育システムで学習できるのも、いい経験になりますね。
日常会話ができる程度の英語力があると安心ですよ。
短期にするか長期にするかは、留学の目的や費用も考えて決めましょう。
「ちょっと英語にふれてみたい」「海外生活を体験してみたい」という方には短期が向いていますし、「もっとがっつり濃い経験を!」という方には長期もアリです。
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アメリカの留学先を決めるポイント
「アメリカに行きたい!」といっても、いろんな州や町がありますよね。
日本の都道府県とはちがい、アメリカの州は独立した制度を持っています。
つまり、州によって法律や学校制度が全然ちがうんです。
テキトーに選んだら、とんでもないことになってしまいそうですよね。
気になる学校や地域を見つけたら、まずはその州の入学時期や授業のシステムなどを確認しておきましょう。
制度と同じくらい、治安も重要です。
「アメリカ=治安が悪い」というイメージがあるかもしれません。
アメリカだからといって、どこに行っても銃声が響いているなんてことはありませんが、日本ほどの安全が保証できないのも事実。
子供をひとりで外出させたり、留守番させたりするのは避けたほうがいいですね。
犯罪の多い都市は、FBIがデータを発表しているので、チェックしておくといいでしょう。
また、気候などの環境も気にして選びたいところです。
「天気とかどうでもいい」と雨ばかりの地域を選んでしまって、年中ブルーな気分になってしまう、なんてこともあります。
細かい特徴に気を配るのは大変ですが、場所選びは慎重にしましょう。
特に長期の場合は念を入れてもらいたいです。
【アメリカ留学】親の同伴は必要?
短期ならNO、長期ならYESです。
短期は自立心を育てるためにも、親とはなれてすごすべきです。
サマースクールなら、現地スタッフやホストファミリーがしっかり面倒を見てくれるので安心。
ホームステイでも寮でも、子供の生活をちゃんとサポートしてくれるはずです。
一方、長期で親と別々となると、子供のストレスが大きくなってしまいます。
いくらサポートがあるといっても、緊急時に家族がそばにいない、日本語が通じない、という状況は親にとっても不安ですよね。
ビザの事情もあります。
特に公立の学校を考えている場合、小学生ひとりが学生ビザを取得するのは難しいそうです。
親子で学生ビザを取る「親子留学」という方法があるので、そちらも考えてみてください。
アメリカ留学の費用について
州やプログラムごとに異なりますが、
サマースクールなら30万円~40万円/週
公立で長期なら300万円~400万円/年
※航空券代はふくまれていないので注意
金額はあくまでも目安です。
寮にするかホームステイにするかでも変わってくるので、参加するプログラムの情報をしっかり確認してください。
また、公立学校でも地域によって費用が異なります。
できるだけ費用をおさえたい方は、いくつか比較してみるといいでしょう。
ただ、安くて質の悪い学校・プログラムを選んでしまわないように注意が必要です。
小学生でアメリカ留学を考えている人必見! 知らないと困る予備知識 まとめ
アメリカ留学するなら、正しい知識や情報を集めよう
留学すると、子供の成長にさまざまなメリットがある
目的や費用によって短期・長期を選ぶ
留学先は州の制度や治安、環境も考慮する
長期なら親もつきそう覚悟を
費用の目安は短期で30万円以上、長期なら300万円以上
準備や下調べが必要で、お金もかかる留学。
親と子の勇気も必要ですよね。
そういったこともあり、小学生で留学する人はまだまだ少ないのが現状です。
しかし、留学することでしかできない経験はたくさんあります。
私も日本にいてはわからないことが知りたくて、留学を決意しました。
子供が留学に興味を持っていたら、たとえ小学生でも挑戦させてあげたいです。
1、2週間の短期でも、行く価値は十分にあるので、ぜひ考えてみてください!