子供が読書習慣を身に付けているとメリットがすごい!今日からできる読書習慣術5選!【寄稿記事】

「本は子供に良いと聞くし、わが子にはたくさん本を読んでもらいたい」と思いつつ、「テレビやゲームばかりで、本を読む習慣がなかなかつかない」そう思っている親御さんも多いのではないでしょうか。

筆者が小学校に勤めていたときも、子供たちは日々ゲームやユーチューバーの話で大盛り上がり。保護者のかたからは、「子供に本を読んでもらいたいけれど、なかなか習慣にならない」、「子供にたくさん本を読んであげたいけれど、時間がない」、「ゲームばかりしていて、本が好きではないみたい」、そんな声もよく聞いていました。

テレビやゲームにも良さはありますが、本にはゲームやテレビにはないメリットがたくさんあります。

今回は、子どもが読書習慣をつけるメリットやすぐに始められる読書習慣術をご紹介します。

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子供が本を読まないのはなぜ?

幼いころは、お母さんやお父さんのお膝に座って、絵本を読んでもらっていた子も多いと思います。それがいつの頃から、本と触れる機会が減ってしまうのでしょうか。また、それにはいくつかの原因が考えられます。

・子供が大きくなるにつれて学校での勉強や習い事で忙しくなり、本を読む時間がない
・母親も、子どもが幼稚園や小学校に通うようになり、育休から復帰したりパートを始めたりして、家事や育児に手いっぱいで、子供とゆっくり過ごす時間が取れない
・家族で図書館や書店に行く機会が減った
・テレビやインターネットをするほうが楽しい

子供が本を読まないのは、大きくなるにつれて他にやらなくてはならないことが増えたり、家族との時間の使い方が変わることが原因になっています。
また、最近では、テレビやインターネットなど、子供が手軽に楽しめるメディアが増えたことも、本を読むことが減った大きな原因になっています。

本を読むことのメリットって?

読書は、楽しむためのツールとしてだけではなく、子供にとって実に様々なメリットがあります。

・語彙が増える
・知識が増える
・表現力が豊かになる
・想像力が豊かになる
・感情が豊かになる
・集中力が身につく
・人の気持ちが分かるようになる
・趣味ができる
・親子の絆が深まる

読書は、自分の知らない未知の世界と出会い、心と頭を育ててくれるメリットがたくさんあります。

筆者の長男も、以前は自分以外の人の気持ちが分からなかったり、日記や感想を書く時も、「特にない。」などと言って、筆者の頭を悩ませた時期もありました。
これではいけないと思い、筆者が図書館で本を借りてきて、一緒に読み聞かせをすることが増えてからは、自分の言葉で感想を言ったり、自分以外の人の気持ちも考えて行動することが増えてきました。
今では、小学校の図書室で自分の気に入った本を借りてきて、家で私にお話ししてくれるようにもなり、筆者も嬉しく思っています。

今すぐできる!読書習慣をつける方法って?

本を読むことにこんなにもメリットがあるのなら、ぜひ読書の習慣をつけてあげたいですよね。

習慣にするのって難しそう、三日坊主で挫折してしまいそう、そう思う方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。習慣にするための簡単な方法がいくつもありますので、お子さんや皆さんができそうなものから、少しずつ試してみてください。

1.リビングや寝室、車の中など、いろんな場所に本を置いて、隙間時間に読めるようにする

まとまった時間を取って、1冊読み切ろうと思うとなかなか読めず、先延ばしをしてしまうものです。そんな方には、例えばご飯ができるまでの待ち時間、幼稚園に行くまでの朝の時間、習い事に車で行くときの送迎時間など、ちょっとした隙間時間を使って読めるような短いお話や薄い本をいろいろな場所に置いて、手軽に読める環境を作っておくのがおすすめです。

2.子供が集中して見たり聞いたりしていなくても、声に出して読んであげる

いざ読み聞かせをしようとしても、子供が集中して聞いてくれない場合もありますよね。そんなときでも、読むのをやめてしまうのではなく、お話を声に出して最後まで読んであげましょう。オーディオブックというものがあるように、子どもも耳から聞くだけで、読書の一つになります。また、子供が興味を示しそうな内容のものを選んだり、その季節ならではの本を選ぶのもいいでしょう。

3.漫画や図鑑も読書の一つとする

絵本を卒業し、自分で文字が読めるようになった子供でも、字ばかりの本を読むのは難しいものです。そんなときには、漫画や図鑑を読書にするのもいいでしょう。漫画は、偉人や歴史が学べるようなものもたくさんありますし、図鑑は、科学や自然などにも興味を持つきっかけになるかもしれません。

4.スマホやタブレットで読書をする

本を借りたり買ったりする時間がない、どんな本が良いか分からないという場合には、電子機器の読書アプリを使って、スマホやタブレットで読書をするのもいいでしょう。
電子機器なら、買ったり借りに行ったりする時間も省け、本の置き場所も取られず、本のレビューや口コミで本の情報も得られるのでおすすめです。紙の本だと勉強みたいでいやだというお子さんも、スマホならゲームみたいだと思って、楽しめるかもしれません。

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5.親子で本を読んだり、大人も本を楽しむ

子供にとって、お母さんやお父さんが一緒に何かをしてくれるのは嬉しいものです。週に一度でも一緒に本を読んで、感動する話に共感しあったりすることで、親子の絆もより深まるでしょう。
また、子供は大人が面白そうにしていることや日ごろからしていることをまねするものです。大人自身が興味のある本を楽しんで読むことも、子供の読書習慣作りには効果があります。

筆者は、子供のためにと自分自身も本を読むことを始めてからは、ストレス発散の一つになったり、今まで知らなかった分野の知識が身についたりして、大人にも読書のメリットがたくさんあることを実感しています。

読書が楽しめる環境を作ってあげよう!

「読書って楽しいな」そう思えることが、子供の読書習慣作りには一番大切です。

今回は、すぐに始められる読書習慣術を5つご紹介しましたが、すべてやってみましょうとは言いません。子供ができそうなもの、親御さんが取り組みやすいものから、一つでもいいので始めましょう。

子供にとってメリットがたくさんの読書。日々の小さな積み重ねが、将来の大きな差につながります。お子さんが楽しく読書をしながら、心も頭もたくましく育ってくれるように、今日から読書がしやすい環境を整えてみてくださいね。

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