昭和の神話
東大大学院卒業のFさんの話しは今の世の中を反映していますよね、学歴が人生左右する昭和の神話はもう無くなりつつあります。と言うより東大ナンバー1神話が無くなったとでも言いましょうか、今はハーバード大学卒業がブランドだそうです。
生きる力が育っていないと、いくら頭が良くても体や心が病んでしまいます。人生の早い段階で「生きる力」が理解出来ているのと出来なていないのとでは大人になった時に雲泥の差がつくのです。
Fさんには「生きる力」があったということです。
Fさんの生い立ちの話は聞いていませんが、お父様が”ペットのボケ防止のコンサル”をされているとうかがって、なるほど自分で考える力を小さいときから側で見せていたのだなと思いました。これが彼の「生きる力」を育てたのですね。
では「生きる力」とはいったい何なのでしょうか
生きる力は「コミュニケーション力」と言っても過言ではないでしょう
「コミュニケーション力」はどうやって身につくのでしょうか?
生まれて一番最初のコミュニケーションは母親や家族で形成されます。
その時に一緒に情操も育ちます。情操の育成は5歳までと言われています。
この5歳までにどんな環境で、どんな教育を受けてきたかがとても重要で
情操が上手く育たないと自己肯定感が低くなり、自己肯定感が低いと対人に対する恐怖が先立ちコミュニケーションが上手くできません。
もちろん成長の過程で多少は修正できる部分もありますが、5歳までにつくられた情報は良くも悪くも一生引きずります。
良い学校に入れたいと考えるのはよいですが
必ずなぜ勉強するのか、その勉強は人生に人格形成にどう役立つのかを親が自分の考えを持ってきちんと伝えなければなりません。
勇気を持つのは難しい
なさかなくんのお母さんのお話では
特に、現在は、社会そのものが大きく変わってきており、旧態依然とした体制も、がらりと変わっている真っ最中。
勉強して、成績が良くなり、良い大学に行って、大手企業に就職することが幸せ、といった時代では、もう無くなってきました。
出典http://www.mizunohiroshi.com
自分の子供の好き嫌いを知り、好奇心を育て、強みを見極めた上でそれがきちんと伸びるように配慮をしてあげる。
そうやって育ててあげたんですよね。
ですから、一時仕事がうまくいかなかったさかなクンも、もう一度、自分の強みに立ち返って、魚が好きで魚の絵を描くことを続けていくうちに、それが認められていったのです。
出典http://www.mizunohiroshi.com
魚と絵を描くこと、さかなくんも自分の強みをお母さんに認められ、確信していたからこそどんなことがあっても、自分を貫いてこれたのですね。
これは美談です。みんな感動したりすごいねと思ったりしたと思いますが、いざ自分を振り返ってみて同じ事ができるか考えた時、できる!とはなかなか言い切れませんよね。。。
正直いってそんな事をして、もし親の目が誤っていたら子供の一生台無しになってしまうのではないか、、、と不安なのですから。
親にとっては賭けですが、それでもやっぱり子どもを信じるしかないのです。
勇気を持って信じる。
信じる勇気を持つ!
これしかないのです。
Fくんの親御さんも勉強を強制したことは一切なく、子どもの興味あることをさせ、経済的に精神的に援助してれそうです。
さかなくんのお母さんと同じですね。だから彼は根底に自分に自身があったからこそ考え方をすぐに切り替えられたのです。
やっぱり
信じる勇気を持つ!
です。